
2011年03月28日
カレー馬鹿の印度旅行記

(今回、デリー、トリバンドラムの友達を紹介して下さったP・K、現地で行動を共にしたチハル、邦。ありがとう!)
旅の日程はデリーに8日間、南下しゴアに2日、ケララに8日、移動に3日ほど。今回は行ったことのないケララに照準を絞った。簡単に言うと北部は小麦文化、南部は米文化。僕の印象は、北部の味はバター、クリーム、クミンシード、ガラムマサラ。オイル、スパイスは多め。南部はココナッツ、マスタードシード、カレーリーフ、タマリンド。全体的にあっさり軽め。刺激を楽しむ旅行なら北部。まったりのんびりしたいなら南部かな。もちろんどちらの印度も好きだけど、日本人の胃に合うのはやはり同じ米文化、南部なんじゃないかな。
同じ名前(ゲン)の看板を発見!ニューマーケットの裏路地にて







左の旦那はチャイ屋、中央はパコラ(てんぷら)屋。どちらもこの道ウン十年といった風格。おそらくこの先、印度に彗星でも落ちない限り彼らはパコラを揚げ続け、チャイを入れ続けるだろう。それが彼らの仕事であり、誇りなのだから。右は印度のスイ-ツ、クルフィー。印度のデザートはとにかく甘い。しかも常温。せめて冷たければあと数口はいけるのだが・・。

カリムホテルです。ホテルといってもこちらではレストランの意。創業90年余りという超老舗。まずはそのスタイルに驚かされる。ふつうの日本人が食べたら根本的なカレーの概念が変わるんじゃないかな。そんなカレーだ。とろみは一切ない。オイルはかなり多めだが、臭みや重さは全く無くサラッとのどを通過する。炒めたまねぎか、揚げたまねぎか・・。ほろ苦さ、甘さが強いがトマトの酸味でほどよく調和されている。やはり長時間保温しているせいか、鮮烈なスパイスの香りというより、よく煮込まれた味である。バターチキン(基本的には好みではない)にしていえば、今回何件かで食べたがこちらのが一番口にあった。とにかくこの外観、界隈といいとても刺激的な一日だった。

下はマトンビリヤ二。


各種カレーを保温している鍋。こんなのがずらーっと並んでいる。写真には写ってないが横にはタンドールがあり、次々にナンやロティを焼いていく。昼時だったこともあるが、店内は常に満席だった。
つづく
Posted by 元 at 10:08│Comments(0)